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2015年5月7日木曜日

アルコールストーブ工作

Youtubeでたまたま見かけたアルコールストーブ。

小さくてアルミ地肌で見た目も良く、それなりに使えそうで良い感じ。
ネットで買っても真鍮の2000円位のがあり、実用本位ならわざわざ作らないでそんなのを買った
方がお手軽だけど、この手のは自作が面白いわな。
もう最近はキャンプをしてないし、キャンプ道具も埃をかぶったまま早や幾年月だけど、こんなの
をもってバイクで出かけて富士山の水でコーヒーを入れたり、カップラーメンを作る位でも、ちょっ
としたアウトドア気分になれるかも。
なかなか恥ずかしいし、どんな場所でやるかもあるけどw。

で、簡単そうなのを作ってみた。
最初に試したのは、缶のカットの練習も兼ねて一本の缶で簡単に作れるグルーブストーブってタ
イプの簡易版。
大雑把な仕組みは理解して作業を始めたが、カッター刃で薄いアルミ缶を切るのにややコツが
いるもんだな。
刃の先端を鋭角に当てて、引っ掻くように刃が深く当たって切るようにしないと時間がかかる。
このあたりの力加減はやってみないと判らない。
適当なサイズに切り出してキャップ付アルミ缶を三等分。
数分で切れた。



 
中の入れ子になる分の外側に定規を当てて溝を作る。
これがグルーブの名前の元みたい。
中に入れて燃やして沸騰したアルコールが、さらに外側にタイトに張り付いた入れ子の溝の毛細
現象でアルコールを吸い上げ、上で開放されたところでバーナー口のように少し加圧された火口
になる形式らしい。
上に鍋などを乗せて大きな解放部塞ぐと、火口からの炎だけが外側から出てコンロ状になると。


 
割と簡単に形になったので、燃料用アルコールを入れて外でテスト。
中にアルコール燃料を入れて着火。
直ぐに燃料が沸騰状態になり、真ん中で燃えていた種火が消えて外側溝からの炎に切り替わって
コンロ状の燃え方になった。
この立ち上がりが素晴らしいタイプらしい。
手間がかかるタイプはプレヒートに時間がかかり、種火からコンロ状の燃え方になるまで時間が
かかるそうな。
青い綺麗な火。
ただやはり、加圧されたガスやガソリンコンロに比べると炎は風に弱く、風が吹くと派手に炎が
踊る。
実用には風防がいるタイプだな。


 
コッヘルを乗せてお湯を沸かしてみた。
引っ張り出しえきた昔のエバニューのアルミ1.5L鍋。
アルミ缶が太いので、五徳なしでもそのまま上に鍋が乗る。
炎は横に広がってしまうが丁度鍋底面積位に広がってて悪くないかも。
燃費は測ってないけど、少量のアルコールでそこそこ早く500㏄位の湯が沸いた。
袋ラーメン作りやレトルト温め、お茶やカップラーメン用の湯沸し位なら十分使えるのかも。


 
この工作は面白いかもw。
他にも色々な格好良いタイプもあるみたいなんで、色々作ってみましょうかね。
ちゃんと缶の塗装も剥いで、ピカピカアルミポリッシュにしたりして。