チャンバーのセッテイングが落ち着いてきたのでいよいよMBのボアアップキット組み
込み。
買ったのはチャンバーと一緒だったんだけど、チャンバー単独状態も知りたかったの
でチャンバーの様子が落ち着くまでそのままにしてた。
物はDMPってメーカーの70ccの物。
マロッシやAIRSALみたいにニカジルメッキのアルミシリンダーじゃなく、ノーマル同様
の鋳鉄スリーブを鋳込んだアルミシリンダー。
お値段€47.5。
組み込むのにノーマルのシリンダーとヘッドを外す。
外す前にコンプレッションを測っておく。
チョークとアクセルを全開。
キックを5回で計測。
冷間では9㎏。
エンジンをかけ暫くアイドリングして少し温めてで10㎏。
正常値が13㎏なんで少し低いわ。
圧縮の低い原因。
抜けてます。
リングの張りが無くなってるのかな。
ノーマルを外すとヘッドのカーボンも少なくシリンダー内にも傷はなく、30年超の車齢に
しては綺麗な物。
ただピストンはイン、アウトがやや当たりが強く、サイドが抜けてる。
リングもシリンダーの摩耗もきつくないとこからすると、ピストンリングがそろそろへたり
過ぎで張力もなくなり抜けた感じかな。
リングは一応縮む方向に動くから固着での抜けじゃなかろう。
これがコンプレッション低くて坂道なんかでトルクが足りない原因か。
ボアアップのシリンダー、ピストンを組み込みヘッドガスケットはDMPの物が合わずノー
マル再使用。
組んで試走慣らし。
んー、トルクが増えて良い感じ。
5,6千回転位までのトルクが厚くなってすごい乗りやすそうになった。
早く慣らしを終えてちゃんと回したくなってきた。
評判的には粗いキャストであまり出来が良くないボアアップキットで、壊れやすいみたい
なんだがw。
確かにシリンダーフィンの方はバリがそのままで塗装されてたりするし、ヘッドの合わせ
面に傷があったりスがあったりするし、リングを組んでピストンを入れるとかなりタイトで
きつくクリアランスなさ過ぎな感触もあった。
慣らさないで無理するとすぐに齧ったり焼き付いたりしそうなw。
シャバシャバセッティングで無茶しないで使ってみましょうかね。