【 2016/2/27 削り出しの続き 】
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長くなってきたので分割。
進捗遅いし工程多いし脱線しながらになるから、最終的には三分割か四分割位にした方が良い
かも。
詳細に備忘を書いておくと切りが無いので、要点の写真位撮っておけば足りるとは思うんだけど。
本来はデータとかマメに取っておくべきなんだけど、そんなもん面倒だし。
体調がイマヒトツでバイクに乗ったり弄ったりもあまりせずで、こちらもボチボチ。
削りの先に進んでしまって進捗が違う物が増えるのは久しぶりだと収集がつかなくなりそうなの
で、とりあえず一通り削り終わるまでは続けて削りをする。
数をこなして多少勘所も戻ってきたし。
ただ小刀がやはり切れが悪いので、硬めのウッドでもカッターでやってしまってるが。
ちゃんと刃物を研げないと駄目だ。
こちらの勘所をなんとかしたい位。
で、毎度の脱線で元の切り出しじゃ無い物も混ぜてしまったりw。
貼り合わせはやらないと最初に書いてたが、もう少し大き目の物を追加してみてしまったり重心
移動の物も混ぜてしまったり、貼り合わせのトップも混ぜてしまったり。
ウッドも最初の切り出しをベースにしてたりはするけど、そこから適当にミノーじゃなくてトッププラ
グのシェイプを削ってしまったり。
一部はワイヤーフレームを既に入れてしまったり、大きく脱線した一つは顔彫りなどもやったり。
まぁ毎度の手任せデマカセだから良いんだけどね。
ジョイントのミノーとかも作ってしまおうか。
暫くはこれの繰り返しだな。
【 非重心移動系の削りだし 】
【 重心移動系の削りだし 】
【 2016/3/5 脱線 】
ルアー作りをまた始めて、最近の自作ルアーの情報を見てみたら面白そうなのを発見。
シリコン型取りプラキャスト、UV硬化樹脂や塗料でコーティング、発泡ウレタンでボディ作りなん
て話は十数年前にも出てて、ただ実際にやるには材料の入手とか設備とか手軽でもなく安くも
なく、商売でもないのにそこまではって感じだった。
ところが今じゃ、お湯で柔らかくなる熱可塑性エラストマーの樹脂とか、紫外線硬化のUVレジン
とか、歯科用成形体みたいな物が百均でも売ってて手軽に試せるんですと。
いやいや、時代は進んでるんですねぇw。
ダイソーに行ったらば、おゆまるってのとUVクラフトレジン液ってのが確かに売ってました。
で、面白そうなので買ってきた。
木を削って作る工作のリハビリとか温習とか言ってましたが、こんな物を見つけちゃったら面白
いから、削りのそれは置いといてこちらに脱線する事にしたw。
UVクラフトレジン液ってのは5gのチューブで量もなく、大きい物は作り難いし手間だし、浮力は無
いから浮力体を入れたり気室を作る様なのも大変。
なので、ソリッドでウエイトを入れて沈む前提の物を作る事に。
小さい物の方が良さそうなので、4㎝程の魚シェイプのスピナーボディを試しで作る事にしました。
ま、同じ型で作ろうと思えばメタルジグ、ジグミノー、スピンテールジグみたいなバリエーションに
もできるかも。
型のベースになる物をウッドで削りだし。
腹出っ張りで薄い体型。
鰓や目の位置を削ったり鱗目を刻んだり。
これで、今作ってる削りのルアーの先の工程を既にやってしまったw。
できたベースをおゆまるで型取り。
おー、お湯で適度に柔らかくなって冷えて再硬化まで少し時間もあって、こりゃ使い易いや。
シャフトになるワイヤーを付けたベースの半身を、お湯で温めて柔らかくしたおゆまるに押し付
け、型割りの合わせピンを入れ、冷めた所でもう半身分のおゆまるを被せる。
これで簡易なキャスト型が完成。
これをベースにして、UVレジンでキャストを試してみます。
おゆまるの方も、型取りだけじゃなくルアー素材で使ってみる事にする。
実はこの素材に合いそうなルアーの見当もついてるんだけど、それはまた別にして、レジン同様
にミノーっぽい形でプラグっぽい物を試してみる事にする。
レジンもおゆまるも面倒な方向なんだけど、色々試すんなら最初から面倒な方が 色々試行でき
るし。
おゆまる用の型も、ベースになる物をウッドで削りだし。
冷えた状態のおゆまるの素材はスーパーボールみたいな質感で、素材だけだとギリギリ浮
かぶ様な比重。
ワイヤーフレームが入ったりフックがついたミノーシェイプだと、たぶん尻下がりで沈むスローシ
ンキングになりそうな感じ。
それを想定した前提で、仕込みの自由度がありそうな背高で幅のある5㎝のミノーシェイプな恰
好の型にしてみる。
同じ様に半身を押し付け、もう半身を被せてキャスト型を作成。
おゆまるを型にして、それにおゆまるを入れ込むわけだが、入れるおゆまるの熱で型が変形しな
いか心配、
合わせ型を作る時の感じからすると大丈夫かな?。
とりあえずお試しだから、ベースの型のマスターが残ってれば良かろう。
【 キャストのお試し 】
出来上がった型でレジンとおゆまるのキャストの試行。
レジンの方はスピナーボディの想定で、ワイヤーを跨ぐ様に板錘や割りビシを被せ、あまった部分
を切る。
型より少し小さくなるサイズで。
型の厚みが5㎜程で薄く、またレジンをあまり使わないで済むように錘で中の容積を稼ぐ。
板錘の方はアルミ箔を貼って透過して中の反射が見える風にした。
下側の型にレジンを注入して、気泡が入らない様に広げ、ワイヤーと錘を組み合わせた中身をそ
こに乗せる。
レジンが型から溢れてくる位に。
反対側の型にも同じくらいのレジンを入れて、もう片方の型を反転させて上から被せる。
これで陽の光があたるところにとりあえず放置。
曇天の屋外でやってみたが、夕方近かったので硬化が遅く、暗くなるまでに硬化しきれなかった。
型から外したが表面がベタベタ。
翌日、その状態でまた陽に当ててまともに硬化。
これ、型もそれほど透明でもないし、曇天の太陽光だと硬化させにくいかも。
UVランプがあった方が楽にできそう。
太陽光だけだと平日には作業しにくいし。
バリをとった感じはまぁまぁかな。
おゆまる素材の方も同じ様な進め方。
ワイヤーフレームを作って配置して、フレームが上手くセンターに納まる様に型に柔らかくしたお
ゆまるくんを入れて挟み込んでキャスト。
白い方はファーストシンキングにする想定で、フロントフック上にガン玉を入れて前下がりで沈む
形に。
赤い方はフローティング想定で、フレーム前に糸錘を巻いて中央部に浮力体としてバルサの丸棒
をフレームに挟み込んで設置。
白い方の中身の写真忘れたw。
できあがったものは、バリを切り取ってパーティングラインを削る。
風呂に入れてタンクテストしてみたところ、白い方は狙ったとおりのバランスで、フック無しでも本
体の左右バランスもよく、引いてみるとリップレスでゆるく蛇行。
前重心なのもあり、ファーストシンキングにしては確実に泳ぎそう。
赤い方は浮力体のズレが見えてて、風呂に入れる前から結果が想像できた。
しかし浮力のバランスは狙った通りで、前側に錘を足して前を下げ、浮力体で浮力を追加したの
で前後姿勢は良くちゃんと浮いた。
でもやはり左右バランスが駄目で傾いた。
まぁ最初はこんなもんかな。
二つに割ってキャストのし直し。
二回目で左右のバランスもまぁまぁな物ができた。
バリを切り取ってパーティングラインを削ってできあがり。
正直、どちらも精密なキャストを作ってる感じではなく型も雑で中身も注型で作るでもなく、細かく
見るとエアを噛んでたり合わせ目が雑だったりしてるんだけど、手軽に型を作って手軽にキャス
トを試せるのが良い。
百均素材でできるんだもん。
初めてやった工作なのと、おゆまるの方は素のまま使った耐久性やこれ以上の塗装やコーティ
ングの仕上げができるかどうかはまだ試してみないとかな。
おゆまるの素材は、やはり塗装がのる様な素材じゃなく着色は塗料や顔料を混ぜて行う色
付けがメインみたい。
少し力を入れれば曲がってしまう素材なのでコーティングの類も柔軟性があるコーティング材じ
ゃないと剥離がおきそう。
とりあえずまた試行で、素のままで使う物は最初に作った紅白の二つにプライマーを塗ってプラ
イマーのもちやその上への塗装の効きを確認してみる。
後から作った白のスローシンキングの物は、アルミ箔を貼って上からコーティングをしてみてコー
ティング材の追従や食いつきを確認してみる。
雑で汚いが、アルミを貼った物がこんな感じ。
背側腹側は大き目に素材の部分を残し、これでコーティングしてみてアルミ部分へのコーティング
の食いつきとおゆまるへの食いつきの具合をみてみましょう。
【 金箔貼り 2016/3/7 】
レジンの方の仕上げに金箔を押してみた。
嘘です、兼六箔(真鍮箔)ですw。
金箔じゃ高いし薄くて難しいしで、久しぶりにやるにはこちらが楽。
昔買った在庫が残ってただけとも言うが。
狙っていたスピナーボディの方に貼ってみました。
難しいわ、やっぱり。
でも、真鍮でもなかなかにキラキラになる。
これを綺麗に見せるコーティングも難しいんだよな。
透明度があるセルロースとかエポキシが良いんだけど。
原型の木型に鱗目を入れてたのは、ここで下地の鱗目が箔を押した時に出てくるのを狙ったもの。
まぁまぁ鱗目でキラキラしたり鰓の形も出てきたりで上等かな。
光が当たると光り過ぎて写真に撮り難い。
【 おゆまる続き 2016/3/14 】
おゆまるボディの表面仕上げ続き。
アルミテープを貼って上からコーティングを行い、その状態でコーティングの具合はどの程度か
確認。
ボディ本体は上面、下面はパーティングラインの消しで粗いペーパーで削ってあり、コーティング
の食いつきは案外悪くないかもしれない。
側面はキャスト面で滑らかで、ここにキッチンテープのアルミテープを貼り付け。
粘着力が強いテープでも無いので、テープの端が浮き気味。
水性ウレタン二層で確認したところ、ボディを曲げると簡単にアルミが剥がれウレタンにヒビが入
り失敗。
続けてアルミ無しの素体に湿乾性ウレタン三層。
水性よりさらに細かくひび割れ粉々になり失敗。
プライマー+湿乾性ウレタン四層。
ウレタンで包む形になり、プライマーの密着も効いててボディの曲げも制限される状態でかなり
マシになったが、無理に曲げると大きく割れてコーティングが剥がれた。
以上から、塗装やコーティングがいかにものらなさそうなおゆまる素材に、一般的なルアーで使う
コーティング材でコーティングは無理そう。
セルロースやエポキシも同じ結果で駄目だと思う。
コーティング中止。
プライマーの食いつきはそこそこありそうな感じだったので、プライマーを吹いて上からシリコンラ
ッカーのクリアを吹いて塗装。
これだと曲げても被膜にはなっておらず、塗装が剥がれ無さそう。
耐久性は低いが、この位で薄く塗装する程度でとりあえず終了としておこうか。
プラスチディップの様なゴム質で包んでしまって柔軟性があるコート材なら使える
可能性はあるかも。
今時はクリアもあるみたいだし。
続けてトッププラグタイプを試す為の木型も削りだし。
同様におゆまるで型取りしておゆまるを素材にキャスト。
浮力体のバルサを多めにしてそこそこ浮く様に。
上手く浮いてはくれたが、フックとリングを装着すると斜め浮きで頭の先が多少出る程度で、ダイ
ビングペンシルで多少スケートもする様な感じになった。
フックをダブルの軽い物にして、この位でも良いかな。
ミノー系もリップも装着して、各種顔回りに多少スモークを吹いたりして目玉を付けて、このおゆ
まるくん素材のシリーズの試行錯誤は完了としようかな。
続けて紙粘土素材も試してみようかと開始。
また脱線してるw。
長くなってきたので分割。
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