昔やってたベイトリールのスプール製作。
今でこそAvailだのベイトフィネスだので10gを切る様なベイトリールのスプールが隆盛だが、
そんなの昔にやってたもんね、とおっさんが自慢げに言ってみるw。
かれこれ10年以上前に作ってた2500cの自作スプール。
軽量スプールが軽量ルアーを飛ばすのに良いのは判ってて、友達と色々と作成してみた。
しかしながら金属加工の経験があるわけでもなく、もちろん旋盤など持ってないし使えない。
電動工具はドリルや小型のボール盤があるくらいで、こいつらでローテク手作業でこさえてみ
てたんですw。
といってもスプールシャフトは規格物の金属棒やパイプの入れ子で作れてしまい、難しいのは
スプール側板のエッジ位だった。
でもこれを作らないとフレーム隙間がちゃんと埋まらないし側板の強度も出ない。
実際には回転バランスだとかクリアランスだとか、現物あわせで色々じっくりやらないといけ
ないんだけど。
主にこんな手順や冶具などを考えて色々やってみていた。
作った試作スプールはこんな感じ。
側板の接合とか糸巻き部の穴とか軸接合部とか汚いなw。
軸もアルミ、真鍮、ステン、アルミ+ステンと色々作ったもんだわ。
しかしなんだ、写真が結構綺麗なんだ。
質感が結構判るし。
写真は趣味に入ってない頃なんだが、何で撮ったんだっけ?。
ニコンの210万画素か?。
こちらは糸巻き部木製で、コルクアーバーっぽく仕上げた完成形のアルミ軸モデル。
をぉ、結構それっぽい画になってんなw。
ここまでくると6g程度の重さで最新スプール以上の軽さです。
まぁアルミ軸はやりすぎで、耐久性も強度もあまりないがw。
ステン+アルミの軸モデルが一番良かったと思う。
でもな、今となっては機械加工で薄く薄く仕上げた華奢な姿のAvailスプールなどにもベタ
惚れなんだがな。
【 2016/3/14 追記】
久しぶりにルアーの自作などを始めたら、昔のスプールが出てきたのでまた写真を撮ってみた。
夜に撮ったのでイマイチピンボケだったり暗かったり。
自分のは糸を巻いてある方で、ステン+アルミのシャフトモデル。
汚いw。
もう片方は友達が作った超軽量のアルミ軸モデル。
軸受は基本的に太い部分なんで、駆動で噛み合う部分以外はそれほど力はかからんのだけれ
ど、耐久性的にはノーマルはギア側が減る金属構成だけど、こいつらはスプール側が減る。
最後の写真は部品色々。
プラ側板とかウルトラキャスト用なんかも試そうとしてたんだよな。
ブレーキユニット部も作成したり、ブレーキ駒も色々試してみたりもした。
友達のはブレーキのユニットもなかなかの肝だったんだよな。
それは見せないけど。
こいつらは実際にリールに組み込んでスプールエッジのクリアランスを何度も調整して仕上げな
きゃいけなかったり、精密な削りだしのAvailなんかに比べると回転バランスなんかも悪いんだ
けど、機能はきちんとした超軽量スプールとして動いてくれてた。
ピッチングとかじゃなくて、軽量ルアーをどの位気持よく飛ばせるかだったりしたけど。