10月の半ばのMBのエンジン停止。
1か月半の間バイクに触れず、今日やっとエンジンを開けられた。
てっきりオイルポンプでも壊れて焼き付いたと思ってたが、開けてみたら・・・・・。
ピストンに大穴が開いてました。
キックが降りない状態だったので焼き付きかと思ってた。
油分はあってオイル切れ風でもなく、こりゃデトネーションだろうな。
エンジンが止まる前に変にバラ付きが出てたし。
しかし、ここまででかい穴開くかね。
それほど高圧縮でもなかったし、前に開けた時も特別焼け過ぎでもなかったし。
気に食わないのは穴が溶けて開いた風ではなく、砕けて穴が開いた感じな事。
穴の断面が割れた鋳物の断面みたいになってる。
デトネーションはあったにせよ、これはやはり部品の問題もありそうな雰囲気。
抜けたピストンの欠片は粉々になり綺麗に吸気から吸い上げられて燃焼室に入ったのか、吸気
掃気ポートはアルミの粉だらけ。
燃焼室にもごっそり入り圧縮されて、ピストンの頭には固まったアルミかすが焼き固めたみたい
に固まってた。
それが厚すぎてピストンが上がりきらず、キックも降りなくなった様子。
これ、コンロッドやクランクは大丈夫かなぁ・・・・・。
ピストンの欠片が大量にクランクに入ったのは間違いないので、クランク割って洗浄の作業が確
定。
なかなか手間のかかる修理になってしまった。
オイルポンプ故障でのピストン焼き付きで、シリンダーとピストン交換位で済むかなと淡い期待を
してたんだが。
ただ、これだけのアルミかすを燃焼室とピストンで挟み込んでしまったとなると、コンロッドやクラ
ンクも心配だわ。
シリンダヘッド側はなんとか大丈夫そう。
さて、また頑張って復活しましょうかね。