ビモった後、バイク関連の出費はなるべく控えてたんだけどなw。
までおまけで頂いた。
ありがたや、ありがたや。
むしろエンジンなどより、そちらの方が先に不具合が出そうなところ。
いや、この中では程度は悪いけどサイドスタンドが一番ありがたいのかも。
折れるっていうしな。
この大物を保管しやすいようにフレームとエンジンに分離します。
唐突に引取りに行った時に食べた讃岐うどん。
残念でした。
旨そうな見た目なんだけど。
もとい。
フレームとエンジンがセットだったのは、悪名高いビモータネジ、略してビモネジの所為だったそ
うで、エンジンのフレームマウントのヘックスボルト他が滑めてたりした。
シリンダヘッドのマウントボルトは溝が浅く工具の掛かりも浅く材質が柔らかそうなヘックスのボ
ルトで、さらに中央の奥にはトルクスの小さい極浅い溝が切られたりする変なネジ。
リアフレームの結合部はもう少し小径のボルトでこちらは問題なかったが、バッテリーボックスの
止めがリアフレームとメインのフレームの両方にネジ止めされていて、こちらのネジ頭はたぶん+の
ネジだったんだろうってレベルで錆び崩れてた。
そんな形でバッテリーボックスがリアフレームを跨いでて、これを外さないとリアフレームも外れ
ない。
このネジだけが特別酷かったんで、こりゃバッテリー液がこぼれてかかってグズグズになったの
かな?。
それでそれ以上には無理に外さず、フレームとエンジンのセットで売りに出していた物の様です。
とりあえずリアフレームの外し。
バッテリーボックスの錆崩れネジはネジザウルスで掴んでみたが回らずで、こりゃもう破壊工具の
出番だなで、ドリルを引っ張り出しネジ頭をとばして外した。
これでリアフレームは無事外せた。
エンジン、フレームは板の上に載せただけでは作業がし難いので、余り物の2x4材で作業用台
座を作成。
これで少し作業がしやすくなった。
エンジンは掃除してないのでかなり汚い。
ヤマハっぽいエンジン塗装で、下側から錆で塗装が浮いてる所がある。
メインフレーム後部上部の左右結合プレートのビモータマークなんかも凝ってるな。
切削じゃなくてキャストだってんで、この辺は評判悪かったらしいが。
四発600㏄のエンジンを持ち上げたり動かしたりするのは難儀なので、移動しやすいように台座
にキャスターも付けた。
本当にエンジンの載せ替えが必要になったりしたら嫌だが、エンジンの上げ下ろしも出来るよう
に台座の下部と地面には大き目のクリアランスをとる。
その下にバイクジャッキを入れれば台座がキャスターで動かない様に固定も出来、重心位置で
そのままジャッキアップすれば、車体からエンジンの付け外しもし易いように上下できる。
その後引き続きでエンジンとフレームの分離。
とりあえずエンジンのフレームマウントの滑めボルト隙間にラスペネを吹いて滑めてる部分の外
側に丸棒を当ててはみ出しを叩き込み、ヘックスのソケットを穴に叩き込んで滑めを修正。
サイスの割にはやっぱり浅い穴。
それをスピンナで回してみるが、一度派手に滑めてる穴でネジの締りがきつくてで、当然また
グニッと滑める。
駄目だ、こりゃ。
感触としては、やはり材質が柔らかそうなボルト。
どうもイタリア車というかヨーロッパ車がそうなのか、クロームメッキされてる様なヘックスのボル
トは強度がありそうなんだが、クロメート他のヘックスのボルトはどうも材質が柔らかい感じがする。
DNAでも、さして固いボルトでもないところでグニッと半滑めしたボルトがあった。
エンジンのフレームマウント部のボルトとか、もう少しマシな物を使って欲しい。
どうも悪名高いビモネジは、そんな材質で穴が浅くてで滑めやすいって感じらしい。
穴にネジが潜って表側が面一で綺麗になったりはしてるんだが。
ヨーロッパ車は車なんかもそうみたいだが、ヘックスからトルクスの使用が増えたりして、柔らか
い材質でも不具合が出難いネジ規格に移行したのかな?。
もう滑めネジになって再使用は無いので破壊系工具で回す事に決定。
滑めヘックスのリカバリーの定番で、滑め穴にトルクスを叩き込んで回すパターン。
あ、トルクスが破壊工具ってわけじゃないけどw。
今回ご紹介する工具は、この手の作業用にぴったりの一品。
貴方の楽しいへっぽこ整備やレストア生活、ポンコツ弄り等でのヘックスボルト滑めに良く効く工
具ですw。
物は工具量販店などでよく売られている、ヘックス、トルクス、マルチスプラインなどのビットがセッ
トになっているもの。
ショートとロングがセットで3/8と1/2のソケットアダプタが付いていて、2,3千円程度で売ってたり
する。
これがなかなか悪くないセット。
滑めたヘックス穴にヘックスビットをハンマーで叩き込んで修正したり、もっと滑めてたらヘックス
より少し大きいトルクスのビットをハンマーで叩き込んだり、それでも駄目ならそれよりさらに少し
大きいマルチスプラインのビットを叩き込んだりできる。
ビットが太く、ハンマーで叩いてボルトにショックを与えられるのも良いところ。
しかしビットの材質もそれほど良い物じゃないので、荒い使い方をしたらもたないけどw。
色々揃ってて消耗品として安めなのが良い点。
本来は別に滑めヘックスのリカバリーツールじゃないんだけどねw。
マルチスプラインを叩き込むまでもなく、トルクスを叩き込んで1/2のスピンナで回った。
でもこれ、エンジンの吊り下げのマウントに使うボルトでこの径のヘックスで柔らかい浅い物って、
やっぱり少し無理があるんじゃなかろうか。
最近のヨーロッパ車整備用にまっとうなトルクスのソケットを持ってたりしたらそんな物を使う方が
良いかもしれないが、トルクスって出っ張りが大きくて薄いしで工具も痛みやすそうなんで、良い
工具をハンマー叩き込みなどで使うのは怖いかも。
ヘックス滑め用のエキストラクターなどでも良いんだろうけど、気軽に買えて惜しまず使えるのが
このセットの良い所かな。
確かアストロだと、痛んだらビット単品でも買えたかもしれない。
これでフレームと分離してエンジン単体にできました。
フレームと丸ごとじゃ動かすのにも重いし、しまっておくにも柄が大きくて邪魔だし。
今後はエンジンの様子を少し見て、予備パーツとして痛まない様に保管しましょうかね。
エンジン単体となれば国産でイタリアンパーツなどは使われてそうな所がないし、それほど苦労
するような所はなかろうw。
雨の週末だったけど、少しの晴れ間にDNAとMBもちょっと走らせた。
晴れて気温も上がると寒さもきつくなくなってきたな。