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長くなってきたので分割。
少し勢いが落ちつつ、そろそろ危なっかしい工程にもなってきました。
アップの写真で判る、細かいところの見えてなさ。
老眼ですねぇ。
日中太陽光でやってる物がマシだったりするので、夜に蛍光灯での物が特にいかん感じで、こ
れは昔からそんなもんですが夜作業の手元の明かりはなんとかせにゃ。
それでも細かいところの見え方は限界があるから、老眼鏡かメガネ型の拡大鏡かな。
しかし顔彫りとか貼り物とか、最初に始めた木製ルアーの工程だったのに、途中脱線のキャスト
品の方で工程が進んでしまったw。
先の方はまだワイヤーフレームなんかも入れてない物が多いのに。
まぁこちらで練習して木製の方は後で良いかな。
貼り物は兎も角、彫り物はウッドだと一つ一つやらなきゃなんで手間なんですよね。
やらないで貼り物か塗装仕上で良いだろって話でもあるんですが、リハビリだから
やらないと身にならないし。
キャスト用のマスターピース削りもまた追加。
【 木粉粘土キャストを一つ仕上 2016/4/12 】
塗装で四苦八苦して、とりあえず木粉粘土の物の塗装仕上。
後はリップとフックを付けてひとまず完成。
作った型も材質も初めての物で、ウエイト入れてシンキングにしてしまってるので、リップは無難
な泳ぎそうな位置と型にしましょか。
しかしアルミの貼りは駄目だわ、鱗の刻みは駄目だわ、塗装はムラだわ、色止め水性ウレタンと
上掛け湿乾ウレタンの確認をしてなくて縮みと割れが出るわで、やはり仕上工程が駄目駄目だ
ったか。
この辺は材料の古いのを確認しなかったり、えいやで勢いでやったり、老眼が影響してたりが多
かったもんな。
小さいルアーだし、この位の写真だと比較的マシに見えるんだけど。
最初は木材のルアー作りから始めて各工程毎に順序良く進めていこうと思ってたのに、脱線の
脱線で最後まで仕上げたのが木粉粘土のキャストの物が最初かw。
最初の方の木材のは削り出ししたところで終わってる物ばかりだし。
まぁなぁ、後工程の方が怪しいのはスタート時点から承知はしてたので、逆に惜しげなく失敗し易
い粘土キャストの物を先にやる方が練習にはなるんだが。
【 塗装関連の仕上げ工程の失敗の備忘 】
いやこれがさっぱりw。
エアブラシ用に、グンゼのクリア塗料を薄め液で薄めようとしたら塗料が固まった。
別の同じ薄め液を使ったら問題無し。
これ、駄目だった方は別のシンナーいれちゃったんだっけか?。
もしくは開封後長年で変質か。
古い薄め液は捨てよう。
これがブラシのカップに薄め液と塗料を入れたもんだから、カップの中で固まってまたブラシの掃
除を始める羽目になった。
ブラシの方も、最初のうちは思ったよりも悪くなかったりしたが、段々水っ気が多くなって水吹きに
なってしまった。
ウォーターセパレーターがもう無くて、コンプレッサー直結で圧を高めにしてると直ぐに駄目。
圧を1㎏位に下げてマシになったが、少しするとまた水を吹く。
前からこの傾向ではあったけど、ウォーターセパレーターが無いのが痛い。
コンプレッサーに付属している圧力調整とウォーターセパレータ兼用の奴じゃ水っ気抜けないん
だわ。
このままじゃ使えないのでどうしようか。
何か買うか、自作でサブタンク+シリカゲルの物でも作るか。
きっちり蓋が出来て開け閉めでシリカゲルの交換が出来て、3気圧程度耐圧性があれば良いん
だが。
ペットボトルとか広口ポリボトルとか、確か耐圧は5気圧程度はあった気がしたし、蓋にジョイント
が付けられればこの類で良いかな。
騙し騙し塗ったりしたが、エアブラシの調子が出てなくて腕も怪しくてじゃやはり駄目…。
ブラシが完調なら、素人だって缶スプレーなんかよりむしろ使い易い機器なのに。
水が混じってしまうと、どうにも調子の良い状態にもってけやしないからな。
ちゃんと水が入らないで良い状態にもっていかないと駄目。
それができても、パール粉末などを混ぜた濃いクリアのを高圧で広めに吹くのがまた微妙なんだ
よな。
で、とりあえず塗った物を水性のウレタンドブ漬けで色止めして湿乾ウレタンでまた漬けたが、な
んか下地に皺が寄ってる様な上にヒビが入ってる。
あー、水性ウレタンと塗料の乾燥不足かな。
以前使ってた組み合わせじゃないのにテストしてなかった。
塗料とシンナーもだけど、物が古くて変質してる可能性もあるんだから気を付けないとな。
【 コーティング材の組み合わせ検証 2016/4/26 】
色止めに水性ウレタンを使い、その上に湿乾性ウレタンで不具合が出たので検証してみた。
10数年前は塗料屋さんで購入したこの組み合わせが楽で、水性ウレタンで塗装の上にドブ漬け
してしまえば、下塗りがなんだろうと上掛けに何を使おうと色流れなど関係なしで色止めが凄く楽
だった。
水性ウレタンも昔は硬度が高いものがあまりなく、乾燥にも時間が掛かったりして、湿乾性ウレタ
ンと相性が良い物もなかなか見つからずで、良い組み合わせが見つかって凄く楽ちんになった。
今回ルアー作りを再開したら、水性ウレタンはもう別の物しかなくて湿乾性ウレタンは昔の物が
売っていてで、組み合わせの心配も確かにあったんだが。
水性ウレタンは単独で下地のコーティングに使えるか一応試しはしてて、そこそこ使えそうだか
ら溶剤臭がきつかったらこちらに切り替えてしまおうかとも思ってた。
で、今回下地が湿乾性ウレタン、塗装、水性ウレタンでドブ漬けして、一晩乾燥位の少ない時間
で湿乾性ウレタンに漬けたら、見事に湿乾性ウレタンに皺がよった。
あー、こりゃ水性を数日かけて完全に乾燥させないと色止めには使えないかもしれない。
残念。
そういえば以前と同じ商品名の湿乾性ウレタンも溶剤臭が変わってる。
10数年前とは違い、今時は毒な溶剤排除でキシレントルエンフリーも多い。
で、その手の物はおおむねきつい有機溶剤が弱い溶剤に置き換わるパターン。
で、アセトンで薄めて塗装したものを直接湿乾性ウレタンに漬けてみたら、やっぱり色落ち色流れ
しない。
こりゃ水性ウレタンの色止めとか不要だわw。
より楽になってありがたいが、水性と湿乾性ウレタンの組み合わせは気をつけなきゃいけなくな
ったな。
さらに少し調べてみたら、セルロースセメントもキシレントルエンフリーとか黄変防止の耐UV剤入
りとか出てるのか。
となるとこちらも、もしかしたら色止め無しでも使えるかもだな。
この辺が10数年ぶりで一番時間の流れを感じる物だわ。
おかげで経年変化の具合とかまったく判らなくなってしまったし、塗料と異種のコーティング材組
み合わせとかも試してみないといけなくなったんだな。
【 木粉粘土キャストをもう一つ仕上げ 】
アルミを貼って塗装して、上の水性ウレタンで色止めせずに塗装の上に直接湿乾性ウレタンで
コーティング。
こうなると中身の素材なんか粘土だって判らなくなるなw。
木粉粘土でキャストしたルアーは中身の頼りなさはあるものの、思ったよりも良くできて最終的に
なかなか悪くない感じになったかな。
【 エアブラシ用エアドライヤ作成 】
長時間コンプレッサーを回してエアブラシを使うと水を吹いたので、エアドライヤを作成。
圧もそれほどないし、2Lの広口ポリ容器の下側に入口のワンタッチホースコネクタ、中蓋中央に
同じく出口のワンタッチコネクタ、外蓋も中蓋のコネクタが出せる様に中央に穴開け。
ポリ容器の中の下側には100均で買ったステン金タワシをほぐして沢山入れ、その上に同じく100
均で買ったシリカゲルを敷き詰める。
サブタンクに入ったエアの飽和水蒸気が金タワシに触れて結露復水して、シリカゲルでも吸水さ
れる仕組み。
底にスーパーなどでもらえる凍らせて再使用可能な保冷材などを入れて冷やしてあげると尚良し。
これで水を吹かなくなりました。
長くなってきたんで分割。
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