思ったより工具に興味がある人も居るもんだ。
手持ち整理の備忘書き出しで良い?。
少し能書き足してで。
そうは言っても特別工具に造詣が深いわけでもないので、突っ込んだ話ができるわけでもなく。
素人の個人が、思ってた事を先の自分向けに備忘のメモで垂れ流してるだけなので、内容に
責は負いません。
独り言にツッコミはご遠慮ください。
誰にそれを言ってんだって話だがw。
さぁ忘れない様にメモを書き出しておこう。
おっさん直ぐ忘れちゃうから。
工具も、他の車載工具(というかそれなりにまとめたの)、KTC等の国産工具のまとめ、洋物工
具のまとめ、特殊工具、電動や電気やエア工具、刃物などがあるけど、流れ的にハンドツール
だよね。
他の工作用途の物とか木工道具とか、特に面白い物もないし。
あー、電気のプラのリペア道具とかヂスクグラインダーのベルトサンダーアダプターとか電動鋸
とかは少し面白いかな。
追々。
ハンドツールの国産工具のまとめも最近の高級ブランド物とかは無いし、洋物工具でいきます。
"それを"って指定されてるわけなんですがw。
昔からちまちま買い集めて使ってた物の集大成。
ぶっちゃけ、高いお金を払ってそんな物を買わなくても素人整備はできるんだけど、工具が整備
を含めた趣味の一環になって色々使ってみたくなっていたパターン。
現在はもう、都度引っ張り出すのも面倒なので先の小さい箱セットばかり使う状態にもなってる。
最近の用途としては、古いバイクや部品の一発目のばらしとか、状態の悪いネジやボルトナット
の時に使うのがメインかな。
グズグズナットなどは、タイトな工具をプラハンで叩き込んで噛ませて回す様な事もやってるの
で、扱いは結構悪かったりもする。
状態が良いネジやボルトナットは、そこそこ使える工具で充分間に合うもんだし。
逆にこんな工具を使っても駄目なネジ類は、後は破壊工具で外してネジ交換しかないから、なん
とか外せてその手間が減る様になれば、それが一番の価値になる。
お高い洋物工具でもそれが得意じゃない物もあったりするけどw。
最近はあまり使わないのも勿体無いので、もう一つ小さい箱を買って持ち運びやすいセットにしよ
うかなとも考えてる。
ただ今度は逆に、先の混沌工具箱の物がすっかり手に馴染んでるから使い易いなんて事になり
そうな予感もするなw。
さて、最初はやっぱりSnap-onからですかね。
手元に持ってるのはこれだけ。
結構昔に買った物で、当時はSnap-onは工具の王様みたいな風潮もありました。
それなりに憧れもありましたし。
ピカピカメッキで綺麗な線のデザインで、ドライバーもハンドルなんかは凝った形でナイロン材質
でボルスターなんかも付いてたり。
MACToolなんかもそうだったけど。
バイク屋さんの赤いチェストも格好良かった。
それでね、とりあえずこんなのを買ってしまった。
新横浜の手前の六工社で買ったんだったっけ?。
今になって思うと、この組み合わせってSnap-onが好きじゃなくなるベストな組み合わせだったの
かもw。
買う前にチェックでラチェット回したりもしてたんだけどな・・・。
買ったこいつらを、そりゃいそいそと使うわけです。
ソケット駒は良い感じです。
駒が低いし小さいし。
しかしラチェットの回りが何時まで経っても軽くならない。
歯数も少なくて送りの角度も大きいし。
それまで使ってたKTCやPROTOの小判とか友達のコーケンの小判と比べて剛性感はあるんだ
けど、回転がそれらみたいに軽くならなくて何時までもガチガチ回る感じ。
グリスを軽いのに入れ替えて使い込めば軽くなるなんて言われたけど、素人の整備回数じゃ何
時になるやら。
おまけにプッシュリリースまで重い。
駒は使ったんだけど、ラチェットハンドルは使い勝手が悪くて早々に使わなくなっていきました。
ドライバーは結論がもっと早かった。
JISネジ相手だと掛かりが浅いんだもん。
低頭のネジだと特に。
ブレーキキャリパーのパッド確認窓の留めネジが固くてなかなか回らず、スナポンならいけるだろ
うとボルスターにスパナかけて思い切り押して回したのに浮いて、あっさり舐めやがったのは今
でも忘れられない。
しかも旧JISピッチを使ってるネジで、ホムセンで代わりのネジなど見つからず純正のネジを取り
寄せる羽目になったんだよな・・・。
手持ちのKTCの貫通とかベッセルの方がずっと使い勝手が良かった。
スナップオンのドライバーは直ぐ使わなくなりました。
グリップは格好良かったんだけどな。
後にPCケースのネジには具合が良くて使ってましたが、錆びたり固くなったりする様な物でもな
く、わざわざスナポンって感じでもなかったんだが。
これ以降、Snap-onは殆ど買う事はなくなりました。
高い金払って使い難いんじゃね、と。
好き嫌いの要素も多分にあるんだけど。
後に保障は無くなるけど、ドライバーは刃先をグラインダーで飛ばせば結構使えると教わって#2
はそうやって使ったりもしたんだけど、他のドライバーの方が好きになってた。
ソケット駒は良かったんで駒だけはちゃんと使ってました。
そのうち六工社も無くなって、店舗で買った物の永久保障はどうなったんだろう?。
やはり本職の整備の人が、耐久性が高くてバンセールスが来てくれて保障してくれてでこそ便利
な工具だなって気がしました。
その後の最近のスナップオンは正直よく知らない。
工具屋さんで色々見てて、ラチェットの歯数が小さくなったり軽く改良?されたり工具量販店での
扱いも増えて安くなったりはしてたけど、他の物を色々手に入れててわざわざスナップオンもま
た買う気にもならなかった。
首角度の浅いメガネは格好が好きだったけど、必要性も特に無かったし。
OEM物も同じく。
使ってたソケット駒も他の物を使う事が多くなって、結局Snap-onは死蔵状態だな。
寝かしておくのも勿体無いから意図的に使おうか。
個別のブランドの物を個々に書くほど色々は持ってないので、もう一つ位。
SKです。
これは扱ってる所が原工具位しかなく、殆ど他所で見た事が無い。
丁度輸入が始まった頃に物珍しさで食いついた様な記憶がある。
ピカピカポリッシュのアメリカン工具で、別名貧乏人のSnap-onと言われてたとかw。
貧乏人のって言われるほど安くは無かった様な気もするが。
先のSnap-onで懲りてて国産メーカーの工具の方が良いかもと思ってたんだけど、お店で触らせ
てもらったらラチェットハンドルの丸型ヘッドが小さくて回転が軽くてで、直ぐに気に入ってしまった。
しかし丸型ヘッド。
当時の安物980円ソケットレンチセットのラチェットハンドルは、丸型ヘッドにマイナス摘みの回転
切替レバーの物が多く直ぐにガタガタになったりした。
SKの物は十字の切替レバーながら丸型で、さらにヘッドが小さいから耐久性の心配をしたりした
んだが杞憂で、その後壊れるような事は無かった。
かなり長く頻繁に使ってたんだけどな。
まともな丸型でもそれほど強度があるわけじゃないらしいけど、ラチェットで大きいボルトナット相
手に壊れる様な力も入れんしな。
後で知ったんですが、FACOMと提携してた丸型だったんだな。
そういえば昔のFACOMの丸型も同型だった気がする。
後に浅い首角度のコンビのセットも購入。
これがまた気に入ったんだわ。
ソケットとコンビは長らくこいつらをメインで使う事になりました。
特徴としてはレンチのメガネやソケットの座繰りが大きく、ボルトナットに掛けやすいのが使いや
すいところだった。
逆に掛かり易いが薄いボルトナットには接触面が少なく、グズグズに錆びた様な物は苦手な感
じで、そんな時にはスナのソケットとかに切替えてました。
コンビの長さと重さは一番手に馴染んでて、今でも手持ちの工具では一番好きかも。
とか言いながら最近は使わなくなってたりしてるんですが。
普段使いの小さい箱で済んでるのが楽でねぇ。
まだ売ってたりするのかなと久しぶりに原工具のHPなど見てみたら、取り扱いはあるみたい。
今はインパクト用なんかもあるんだな。
普通のソケットとか安くないわ、やっぱり。
それでもSnap-onよりは安いのかなっと。
あれ?、原工具ってSnap-onの取り扱い無くなったのか?。
何時の間に。
追記。
調べたらSKって破産かなんかしたんだな。
もう残ってる物は、流通在庫か何処かに買われたブランドになってるのかな?。
そういえば後に丸形ヘッドの切り替えレバーがマイナスになってて雰囲気が違ってた。
提携してたFACOMも前のはこんなだったっけ。
ここから後は面倒なんで一山の写真で。
ソケット、ラチェットハンドル類。
なるべく仲間分けして撮ろうと思ったんだけど収まりが悪く、2枚に分けて撮影。
一枚目は上から大雑把に1/2のPROTO、STAHWILLE駒、先に出た3/8のSK。
二枚目は右から左、上から下で大雑把に、3/8のBeta、Snap-on、FACOM、もう一回PROTOの
1/4、1/4のSTAHWILLEの六角、3/8や1/4のBELZER、USAG、HAZETとかのバラ駒。
あら?、FACOMの3/8ハンドルと駒幾つかが見つからない。
ケースに入れっぱなしかな?。
1/4ハンドルは普段使い箱に入ってるのが判ってるんだけど。
PROTOは安く買える伝手があったもんだから結構揃ってる。
1/2はこれがあればいいやで、他のメーカーの物を買う事は殆ど無かったんだよな。
少しあるのはSTAHWILLEの物位。
STAHWILLEのソケット駒って特に良い悪いの印象も無い。
1/2の使用頻度も低いし。
SKとSnap-onは先に出た物。
そうそうオレンジ柄のBetaのラチェットも丸型ヘッドです。
これがまたね、スライドの回転切替は間違って切替えてしまう事が無くて良いんだけど、回転が
ギチギチ固いんだ。
スナ同様、ハンドルを使う事は殆どありませんでした。
ソケット駒のメッキむらとかもイタリアン。
ただセットのケースに入れてあるので、15mmとか滅多に使わない様な駒を使う時にはそれを出
して使ってる。
特定車種に限られるけど。
もちろんイタ車w。
なんであんな所に半端に15㎜なんか使うのかねぇ。
FACOMの駒はSKっぽくて好きです。
いや逆なのかな?、ずっと提携してたりしたのかな?。
なんとかドライブだったっけ?。
割と使ってる駒かも。
ただハンドルは昔のSKの方が長くて使い慣れてて好き。
でも普段使いのトネの丸型もなかなか良いし、最近は量販店OEM物の丸型プッシュラチェットな
ども感触良いから、丸型ハンドルはそんなところの物も馬鹿にできない感じ。
その他の物は試し買いしてみてそのままになった物。
HAZET駒は試してみたら線接触でかなりきつくて肉薄で、よく使う主要サイズを揃えてみようか
と思ったんだけど、いざ買おうと思った頃には切り替わって線接触物はなくなってたんだよな。
崩れそうなグズグズナットには一番良さそうな感じだったのに、気が付くのが遅かった。
六角のソケットはコーケン製があれば他はいいやと思ってたので、セットの1/4の物以外は殆ど
無し。
エンジンや足回りで大きい六角を使ってるイタ車とかも所有した事が無いし。
続いてコンビ、メガネ等のレンチ類。
左から右に上から下の順番で大雑把に揃ってたりバラだったり。
左上8本はSTAHWILLE、右の7本はBELZER、まん中2本はHEYCO、左下7本は先にも出た
SK、右下の変なコンビがFACOM、下の1本がHAZET。
ドイツ率高いなw。
HEYCOのコンビはもっと揃ってるんだけど、何処か他所の箱に入ってそう。
あれ?、SKが先の写真と比べて1本足りないw。
ロングストレートとかハーフムーンとか首振り両ボックスとかも他にあるんだけど、有名処じゃない
ので混ぜなかった。
レンチはSKの後にSTAHWILLEのメガネの主要サイズを揃えてしまい、正直その2セットで殆ど
足りる感じになってしまった。
FACOMは形が面白そうで安かったのでセット買いしただけ、みたいなもん。
その他の物は、試し買いしてみてそのままになった物。
HAZETなんかは典型。
あ、でもこのHAZETのコンビ、メガネ部が薄くて包み込みが良くてで、特定のスクーターのキャブ
周りとエキゾースト周り用に買ってかなり重宝したんだよな。
試し買いってよりは、ちゃんと意味のある目的買いだな。
むしろ普段使いの工具箱に突っ込んでおく方が良いかも。
HAZETのレンチって、薄くて硬くて痛くてでどうも好みじゃないんだけど。
レンチは他には特に書く事も無い。
足りてましたって位の感想だし。
レンチの好みは少しはっきりしていて、薄い、硬い、角が立ってる物は敬遠してた。
全部揃ってると手に食い込んで痛いんですよね。
さらに重い軽いもあったりするが、薄い、硬い、角が立ってるのHAZETレンチは追加して買うこと
はありませんでした。
ガシっとした感触は悪くなくて、それが好きな人は大好きなんだろうけど。
SKもやや薄手な方だけど、それほど手に厳しくは無い。
柔らかくて手の当たりもきつくなくて適度に軽いSTAHWILLEが一番好きなタイプ。
しかし最近になり、いや最近でもないか?。
国産の肉抜きLightoolが出て、シナシナ柔々最強はそれになった。
あれのはっきり感じるしなり感は凄いもんな。
たまに大丈夫かって心配しちゃうほどw。
またスパナの肉抜きの造形も良くてちゃんとJIS通ってるし。
知った後、コンビやスパナの主要サイズは直ぐに買ってしまった。
あ、洋物の話じゃないな。
ドライバー類。
これは普段使いのところで語ってるのであまり書く事も無い。
Weraのプラスの#1が1本に#2の予備が2本。
他にはSnap-onのところで出てた2本、BELZERのスタビとか青柄BELZERのプラスやサイズ違い
とか。
他にも古いPROTOの木柄とかPBなども一応あったりする。
下側の横になってるのがBluepoint、PROTOかな。
赤柄のBELZERとHAZETのマイナスも予備で複数本あるんだけど、あまり痛まないのであちこ
ちにばらけてる。
青柄のBELZERは他に3本位あるセット。
赤黒はFACOMで、これもグリップが滑らなくて力が入ってかなり良い。
ただやはりグリップの痛みが早い。
定番といえばPBなんだけど臭いやつの頃の匂いが嫌いで、KTCやVesselからBELZER混在
で、HAZETが混じったりした後にWeraって流れ。
キャブ周りはBELZERのマイナスが好きで消耗も少なく、プラスの#2は消耗品だから入れ替わり
もあったけど、Weraのダイヤモンドで落ち着いてる感じ。
Weraも強すぎるからネジにはやさしくもないけど、力で回しやすいもんねぇ。
PBもドライバービットは幾つかあるんだけど、他所の箱の中かな?。
掴み物、他。
プライヤー各種。
あれー?、アリゲーター何処いった?、いやコブラだっけか?。
また出しっ放しで何処かに仕舞ったか?。
使用頻度が低い物の記憶が怪しくなってるな。
ほかの物も同じ箱に入ってなかったりするし。
メッキのUSAGも出し忘れた。
そんなのばっかりだなw。
やはりごたごた書くよりも、ちゃんと集めて色々と写真と表で一覧性のある録を作っておいた方
が良いのかも。
なんて名前だっけあれ?、用で。
青のウオポンやラジオペンチはChannellock、赤のビニール柄はKNIPEX、赤の透明プラ柄
はUSAG、モンキーはBAHCO、左下のプラ柄はBELZERだっけ。
変なバイスプライヤーはFACOMだな。
小さいKNIPEXはどちらかというと細かい工作でよく使ってた。
それのペンチは普段使い箱に持っていったな。
青のウオポンは、狭い所のオイルフィルター交換の時に使うと便利。
この位のもんだな。
最後に六角レンチ。
BONDUS、Wera、PB、FACOMかな。
メッキのは六角じゃなくトルクス。
最近はもう特殊ネジじゃなくなってきたな。
弄り止めトルクスだとまだ特殊な部類か。
昔のバイクはボルトナットにプラスマイナスネジが多く、ヘキサゴンボルトが使われてる事は少
なかった。
たまに使われてても、ボルト頭が埋め込みで隠れるような所に極僅かだったり。
昔のバイクって、純正車載工具にヘキサゴンレンチが入ってる事も無かったもんな。
その後、特にヨーロッパ車を中心にヘキサゴンボルトが大量に使われるようになっていった。
ヘキサゴンボルトのコストが下がったり、素のままでもフランジ状でワッシャレスにし易いとかあっ
たのかな?。
プラ外装の固定で、低頭の幅広頭のヘキサゴンボルトなどが流行ったのもあったな。
逆にそれを使うスクーターが増えたからもあったのかも。
確かにプラ外装の固定で上向きにとめる場所で低頭でとなると、ヘキサゴンの幅広が一番使い
やすそうだし。
手持ちのバイクでヘキサゴンを多用してる物があまり無く、六角関連工具はあまり色々買う事が
無かった。
それでもコーケンの六角ソケット位は用意してたけど。
レンチ的には、PB、Wera、Bondusなども買ってはみたけど、ボールポイントの早回しをしたいと
か外装とか位でしか使う事もなかった。
その後で買ったバイクで、外装を外すのに山ほどヘキサゴンを外さなきゃいけない事になったり
もしたんだが。
で、手持ちの洋物六角関連はこんなところ。
今でもヘキサゴンのボルトをレンチで回す事は少ない。
大き目はコーケンのソケットで回し、正直これだけで良いって感じだし。
小さめの物も、やはり1/4ソケットで回すかビット交換のレンチで回す方が楽だったりするし
言い草の割りに、折りたたみも含め数は結構あるんだよなw。
工具ネタまとめ。
素人整備でも、レーシーな市販車でノーマルでも肉抜きがきついボルトや中空ボルトなどの華奢
そうな物を使ってるとか、オフ車や競技車でバラシ頻度が高いからネジや頭に優しい工具を使い
たいとか、精度が良い工具を使いたい理由は色々あると思う。
私は高校生の頃の原付整備から色々工具遍歴も重ねてきたが、通常整備以外で解体屋さんか
らポンコツを引っ張ってきて弄る、なんてのが色々工具に影響してきたタイプだと思う。
固着や崩れたネジ、ボルトナットを外すの類。
なんとか上手く外せないかな、と。
そんな物がここまでのハンドツールの流れだったのかな。
今となっては、手持ちのバイクがどんどんポンコツ度合いが上がったり、それほど古くも無いがよ
く壊れる物が増えたとかで、後追いでもその状況になっていってるわけだがw。
その先は、ハンドツールじゃどうしようもなくて、破壊系ツールで駄目になったネジを抜く、なんて
方向もやらなくちゃいけなくなる。
崩れナットに特殊12歯ソケットやターボソケットを使ってみたり、タガネ当てて叩いて回すとか錆
びを削るとかネジ頭を刻んでマイナス溝作るだとか、ドリルでもんで頭を飛ばすだとかサンダー
で頭を飛ばすだとか、飛ばして残ったネジをエキストラや逆タップで抜いたりドリルで掘ってリコイ
ルだとか、クラッカーやタガネやサンダーでナットを割るだとか、タガネや金鋸でボルトを切るだ
とか。
破壊系は整備ってよりも修理、もしくは金属工作的になっていくんですよね。
さらに先には、板金塗装、溶接、曲げ修正、削り等の切ったり貼ったりもある。
このあたりになってくると素人作業じゃ色々難しくもなってきて、バイク屋さんでもそんな面倒な事
はやってくれない所も多くなるんですよね。
最近のバイクに乗ってるなら調達できる部品で交換すれば済む物も、部品が出ない昔のポンコ
ツじゃ、使える部品を探して、もしくは使えそうな部品を修理して使うになってくるし。
幸い、近場で簡単な溶接、曲げ修正、削り等はやってもらえるバイク屋さんが二店あって助かっ
てたりもするが、今後はそんな修理、工作に近い事も自前である程度できるようにしていきたい。
もう一つまとめを思い出した。
ハンドツールの持ち方の変化で色々考え方が変わった。
生手から手袋へ、です。
昔は生手で整備してる事が多く、少し危なさそうな所や力を入れる時に軍手をつける程度だった。
ただ軍手って油が付くと抜けないし、汚れて無くても滑ったりする。
いぼ付き軍手なども出たけれど、工具を握った感触などはあまり良くなかったんですよね。
その後、週末の素人整備で手が汚れるのが面倒になっていった。
爪の間に油汚れがきっちり入るとなかなかとれないんだもの。
で、汚れ防止にまた手袋を使い始める。
軍手は感触悪い、皮手袋も同様、そもそも厚みのある物は工具やネジを扱う感触が悪すぎ。
ラテックスの手袋を使うようになる。
極薄で精密作業用だから感触は抜群だし、滑らないから力も入れ易い。
でも溶剤にはからっきしで変色して直ぐ破れるし、薄いのが災いしてボルトナットのねじ山に挟ま
って直ぐ破れたりもする。
真夏に使うと蒸発するところがなく、中に汗がたまったままになって、長時間使ってるとかぶれて
手に汗疹ができたりもする。
逆に真冬は、薄いけど1枚皮膜があるから冷たい工具をもっても生手ほど冷たくない良さもあった
りしたんだが。
その後、油や溶剤に強いニトリルゴムコーティングされた軍手などが出てきて、さらに薄手の編
み生地でぴったりサイズで掌側のみコーティングの整備手袋が色々安く出てきた。
最初はそれでも工具をもった感触などが気に食わなかったり、今でも小さめのネジなどを摘んだ
りの細かい事ができない不便さはあるけれど、力は一番入れ易いし、そもそもの手を汚れない
目的と使い勝手がバランスして、細かい所以外は手袋装着がデフォルトになってきた。
工具の感触や力加減等、生手と違う所も多いけど、細かい所以外ではどうこうなるところは少な
く便利な事の方が多い。
汚れない以外に、手を擦ったり切ったりで怪我をする事も減るし。
そうやって手袋装着前提になってくると工具を使う能書きもまた違ってきた。
工具の物による力の掛けやすさとか、そもそも手袋をするしないの方が大きいからどうでもいい。
薄くて硬くて角が立ってて力を入れると痛いなんて工具も、手袋をしたらそんな事はない。
手と工具に油が付いた時に、梨地よりポリッシュの方が拭いやすいなんてのも、ノンスリップ二ト
リルなら工具もろとも手袋にもクリーナーを掛けてぬぐえば同じ。
結果、手袋の所為で工具の感触どうこうに鈍感にもなり、普段使いの工具箱ばかり使用するよう
になったのかもしれない。
ノンスリップグローブだと力が入れ易すぎてねじ切りの危険が増したりはするんだけど、そこらは
年期や慣れで心配なし。
でもやはり、状態のよくないネジとかグズグズに錆びたボルトナットとか、ここに上げた工具達と
生手で力加減をして、いけそうか回るか崩れるかを探って使ってみたりするも好きなんですけれ
どね。
もちろんキャブの中とかエンジンの中とかを弄る時には生手かラテックス手袋を使います。
この手袋でジェットとかピストンリングとかは外せないし。
以上。
2015/4/4 追記。
1年半ぶりに更新。
その後、色々ばらばらに仕舞ってたりもして使用頻度も少なかった洋物工具を少し大きい工具箱
に入る分を詰め込んで、もう少し持ちやすく動かしやすくして使うようにしました。
ま、工具Ⅲの方でも書きましたが工具Ⅲで殆ど足りてしまうんですけどね。
最近は下手すると、工具Ⅴの小型バッグの工具でも結構足りてしまったりする程なんだがw。
ちょっと何かする程度なら。
新しい洋物工具箱はこんな感じ。
少し大きめだけどⅢの工具箱みたいにギチギチには詰め込んでなく、綺麗に収納して入れてあ
るので持てない重さでもない。
それでもⅢの箱よりは重かったりするので、移動用に台車も付けてある。
これで洋物工具も使い勝手が良くなり、もう少し実用的に使ってやれそう。
中身はレンチなどはラックも使用して整理。
同じメーカー、もしくは似た用途でラックに固定で分けてある。
DNAやビモったは、どうも柔らかい感触のネジが多かったりしたので、今後はなるべくこちらの工
具も使って整備しましょうか。
ビモったが増えて、1/2の大径のソケットを使うような機会も増えた。
主にアクスルで。
でも28㎜なんてサイズの1/2ソケットはインパクト用のを使ったりしてたりもする。