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2016年2月27日土曜日

自作ルアー

【 2016/2/27 削り出しの続き 】

<< 最初の分はこちら >>

長くなってきたので分割。

進捗遅いし工程多いし脱線しながらになるから、最終的には三分割か四分割位にした方が良い
かも。
詳細に備忘を書いておくと切りが無いので、要点の写真位撮っておけば足りるとは思うんだけど。
本来はデータとかマメに取っておくべきなんだけど、そんなもん面倒だし。
体調がイマヒトツでバイクに乗ったり弄ったりもあまりせずで、こちらもボチボチ。

削りの先に進んでしまって進捗が違う物が増えるのは久しぶりだと収集がつかなくなりそうなの
で、とりあえず一通り削り終わるまでは続けて削りをする。
数をこなして多少勘所も戻ってきたし。
ただ小刀がやはり切れが悪いので、硬めのウッドでもカッターでやってしまってるが。
ちゃんと刃物を研げないと駄目だ。
こちらの勘所をなんとかしたい位。

で、毎度の脱線で元の切り出しじゃ無い物も混ぜてしまったりw。
貼り合わせはやらないと最初に書いてたが、もう少し大き目の物を追加してみてしまったり重心
移動の物も混ぜてしまったり、貼り合わせのトップも混ぜてしまったり。
ウッドも最初の切り出しをベースにしてたりはするけど、そこから適当にミノーじゃなくてトッププラ
グのシェイプを削ってしまったり。
一部はワイヤーフレームを既に入れてしまったり、大きく脱線した一つは顔彫りなどもやったり。
まぁ毎度の手任せデマカセだから良いんだけどね。
ジョイントのミノーとかも作ってしまおうか。
暫くはこれの繰り返しだな。

【 非重心移動系の削りだし 】




 
【 重心移動系の削りだし 】




 
【 2016/3/5 脱線 】

ルアー作りをまた始めて、最近の自作ルアーの情報を見てみたら面白そうなのを発見。

シリコン型取りプラキャスト、UV硬化樹脂や塗料でコーティング、発泡ウレタンでボディ作りなん
て話は十数年前にも出てて、ただ実際にやるには材料の入手とか設備とか手軽でもなく安くも
なく、商売でもないのにそこまではって感じだった。
ところが今じゃ、お湯で柔らかくなる熱可塑性エラストマーの樹脂とか、紫外線硬化のUVレジン
とか、歯科用成形体みたいな物が百均でも売ってて手軽に試せるんですと。

いやいや、時代は進んでるんですねぇw。

ダイソーに行ったらば、おゆまるってのとUVクラフトレジン液ってのが確かに売ってました。
で、面白そうなので買ってきた。
木を削って作る工作のリハビリとか温習とか言ってましたが、こんな物を見つけちゃったら面白
いから、削りのそれは置いといてこちらに脱線する事にしたw。

UVクラフトレジン液ってのは5gのチューブで量もなく、大きい物は作り難いし手間だし、浮力は無
いから浮力体を入れたり気室を作る様なのも大変。
なので、ソリッドでウエイトを入れて沈む前提の物を作る事に。
小さい物の方が良さそうなので、4㎝程の魚シェイプのスピナーボディを試しで作る事にしました。
ま、同じ型で作ろうと思えばメタルジグ、ジグミノー、スピンテールジグみたいなバリエーションに
もできるかも。

型のベースになる物をウッドで削りだし。
腹出っ張りで薄い体型。
鰓や目の位置を削ったり鱗目を刻んだり。
これで、今作ってる削りのルアーの先の工程を既にやってしまったw。



 
できたベースをおゆまるで型取り。

おー、お湯で適度に柔らかくなって冷えて再硬化まで少し時間もあって、こりゃ使い易いや。
シャフトになるワイヤーを付けたベースの半身を、お湯で温めて柔らかくしたおゆまるに押し付
け、型割りの合わせピンを入れ、冷めた所でもう半身分のおゆまるを被せる。
これで簡易なキャスト型が完成。
これをベースにして、UVレジンでキャストを試してみます。



 
おゆまるの方も、型取りだけじゃなくルアー素材で使ってみる事にする。

実はこの素材に合いそうなルアーの見当もついてるんだけど、それはまた別にして、レジン同様
にミノーっぽい形でプラグっぽい物を試してみる事にする。
レジンもおゆまるも面倒な方向なんだけど、色々試すんなら最初から面倒な方が 色々試行でき
るし。
おゆまる用の型も、ベースになる物をウッドで削りだし。




 
冷えた状態のおゆまるの素材はスーパーボールみたいな質感で、素材だけだとギリギリ浮
かぶ様な比重。
ワイヤーフレームが入ったりフックがついたミノーシェイプだと、たぶん尻下がりで沈むスローシ
ンキングになりそうな感じ。
それを想定した前提で、仕込みの自由度がありそうな背高で幅のある5㎝のミノーシェイプな恰
好の型にしてみる。
同じ様に半身を押し付け、もう半身を被せてキャスト型を作成。




 
おゆまるを型にして、それにおゆまるを入れ込むわけだが、入れるおゆまるの熱で型が変形しな
いか心配、
合わせ型を作る時の感じからすると大丈夫かな?。
とりあえずお試しだから、ベースの型のマスターが残ってれば良かろう。


【 キャストのお試し 】

出来上がった型でレジンとおゆまるのキャストの試行。

レジンの方はスピナーボディの想定で、ワイヤーを跨ぐ様に板錘や割りビシを被せ、あまった部分
を切る。
型より少し小さくなるサイズで。
型の厚みが5㎜程で薄く、またレジンをあまり使わないで済むように錘で中の容積を稼ぐ。
板錘の方はアルミ箔を貼って透過して中の反射が見える風にした。

下側の型にレジンを注入して、気泡が入らない様に広げ、ワイヤーと錘を組み合わせた中身をそ
こに乗せる。
レジンが型から溢れてくる位に。
反対側の型にも同じくらいのレジンを入れて、もう片方の型を反転させて上から被せる。
これで陽の光があたるところにとりあえず放置。
曇天の屋外でやってみたが、夕方近かったので硬化が遅く、暗くなるまでに硬化しきれなかった。
型から外したが表面がベタベタ。
翌日、その状態でまた陽に当ててまともに硬化。

これ、型もそれほど透明でもないし、曇天の太陽光だと硬化させにくいかも。
UVランプがあった方が楽にできそう。
太陽光だけだと平日には作業しにくいし。
バリをとった感じはまぁまぁかな。





 
おゆまる素材の方も同じ様な進め方。

ワイヤーフレームを作って配置して、フレームが上手くセンターに納まる様に型に柔らかくしたお
ゆまるくんを入れて挟み込んでキャスト。
白い方はファーストシンキングにする想定で、フロントフック上にガン玉を入れて前下がりで沈む
形に。
赤い方はフローティング想定で、フレーム前に糸錘を巻いて中央部に浮力体としてバルサの丸棒
をフレームに挟み込んで設置。
白い方の中身の写真忘れたw。




 
できあがったものは、バリを切り取ってパーティングラインを削る。

風呂に入れてタンクテストしてみたところ、白い方は狙ったとおりのバランスで、フック無しでも本
体の左右バランスもよく、引いてみるとリップレスでゆるく蛇行。
前重心なのもあり、ファーストシンキングにしては確実に泳ぎそう。




 
赤い方は浮力体のズレが見えてて、風呂に入れる前から結果が想像できた。

しかし浮力のバランスは狙った通りで、前側に錘を足して前を下げ、浮力体で浮力を追加したの
で前後姿勢は良くちゃんと浮いた。
でもやはり左右バランスが駄目で傾いた。
まぁ最初はこんなもんかな。
二つに割ってキャストのし直し。
二回目で左右のバランスもまぁまぁな物ができた。
バリを切り取ってパーティングラインを削ってできあがり。





 
正直、どちらも精密なキャストを作ってる感じではなく型も雑で中身も注型で作るでもなく、細かく
見るとエアを噛んでたり合わせ目が雑だったりしてるんだけど、手軽に型を作って手軽にキャス
トを試せるのが良い。
百均素材でできるんだもん。
初めてやった工作なのと、おゆまるの方は素のまま使った耐久性やこれ以上の塗装やコーティ
ングの仕上げができるかどうかはまだ試してみないとかな。
おゆまるの素材は、やはり塗装がのる様な素材じゃなく着色は塗料や顔料を混ぜて行う色
付けがメインみたい。
少し力を入れれば曲がってしまう素材なのでコーティングの類も柔軟性があるコーティング材じ
ゃないと剥離がおきそう。

とりあえずまた試行で、素のままで使う物は最初に作った紅白の二つにプライマーを塗ってプラ
イマーのもちやその上への塗装の効きを確認してみる。
後から作った白のスローシンキングの物は、アルミ箔を貼って上からコーティングをしてみてコー
ティング材の追従や食いつきを確認してみる。
雑で汚いが、アルミを貼った物がこんな感じ。
背側腹側は大き目に素材の部分を残し、これでコーティングしてみてアルミ部分へのコーティング
の食いつきとおゆまるへの食いつきの具合をみてみましょう。




 
【 金箔貼り 2016/3/7 】

レジンの方の仕上げに金箔を押してみた。

嘘です、兼六箔(真鍮箔)ですw。
金箔じゃ高いし薄くて難しいしで、久しぶりにやるにはこちらが楽。
昔買った在庫が残ってただけとも言うが。
狙っていたスピナーボディの方に貼ってみました。
難しいわ、やっぱり。
でも、真鍮でもなかなかにキラキラになる。
これを綺麗に見せるコーティングも難しいんだよな。
透明度があるセルロースとかエポキシが良いんだけど。

原型の木型に鱗目を入れてたのは、ここで下地の鱗目が箔を押した時に出てくるのを狙ったもの。
まぁまぁ鱗目でキラキラしたり鰓の形も出てきたりで上等かな。
光が当たると光り過ぎて写真に撮り難い。






 
【 おゆまる続き 2016/3/14 】




 
おゆまるボディの表面仕上げ続き。

アルミテープを貼って上からコーティングを行い、その状態でコーティングの具合はどの程度か
確認。
ボディ本体は上面、下面はパーティングラインの消しで粗いペーパーで削ってあり、コーティング
の食いつきは案外悪くないかもしれない。
側面はキャスト面で滑らかで、ここにキッチンテープのアルミテープを貼り付け。
粘着力が強いテープでも無いので、テープの端が浮き気味。

水性ウレタン二層で確認したところ、ボディを曲げると簡単にアルミが剥がれウレタンにヒビが入
り失敗。
続けてアルミ無しの素体に湿乾性ウレタン三層。
水性よりさらに細かくひび割れ粉々になり失敗。
プライマー+湿乾性ウレタン四層。
ウレタンで包む形になり、プライマーの密着も効いててボディの曲げも制限される状態でかなり
マシになったが、無理に曲げると大きく割れてコーティングが剥がれた。
以上から、塗装やコーティングがいかにものらなさそうなおゆまる素材に、一般的なルアーで使う
コーティング材でコーティングは無理そう。

セルロースやエポキシも同じ結果で駄目だと思う。
コーティング中止。
プライマーの食いつきはそこそこありそうな感じだったので、プライマーを吹いて上からシリコンラ
ッカーのクリアを吹いて塗装。
これだと曲げても被膜にはなっておらず、塗装が剥がれ無さそう。
耐久性は低いが、この位で薄く塗装する程度でとりあえず終了としておこうか。
プラスチディップの様なゴム質で包んでしまって柔軟性があるコート材なら使える
可能性はあるかも。
今時はクリアもあるみたいだし。




 
続けてトッププラグタイプを試す為の木型も削りだし。

同様におゆまるで型取りしておゆまるを素材にキャスト。
浮力体のバルサを多めにしてそこそこ浮く様に。
上手く浮いてはくれたが、フックとリングを装着すると斜め浮きで頭の先が多少出る程度で、ダイ
ビングペンシルで多少スケートもする様な感じになった。
フックをダブルの軽い物にして、この位でも良いかな。
ミノー系もリップも装着して、各種顔回りに多少スモークを吹いたりして目玉を付けて、このおゆ
まるくん素材のシリーズの試行錯誤は完了としようかな。
続けて紙粘土素材も試してみようかと開始。
また脱線してるw。




 
長くなってきたので分割。


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2016年2月21日日曜日

ブレーキマスターシリンダーの手入れ

毎年恒例、年に1,2回やるマスターシリンダーの手入れ。

SR125のフロントブレーキ握り代がスカスカになってきたので、毎度のマスターのバラシ清掃、グ
リスアップ。
これもな、頻度が高いからマスターシリンダーのラバー交換とかピストン交換とかしてしまった方が
良いんだけど、OHキットあるんだっけかな?。
グリメカの12㎜。
この類ってブレンボもそうだけど、カップ一体の安いのってOHキットが出てなくて、そもそも中華製
になってたりして、OHキットで交換してもまた暫くすると出たりするみたいなんだよな。
とりあえずラバーが痛んではいないので、様子が悪くなって来たら早めに清掃してピストンにブレ
ーキマスター用のモリブデンラバーグリス塗って組んでで復旧するんだが。
エア抜きして握り代もタッチも元に戻りました。




 
同じ作業なのでDNAのブレンボマスターも外してバラシ清掃、グリスアップ。

こちらはブレンボの13㎜。
同じ様に作業して、こちらもまたマシになった。
こちらの方が間が空いていたのでブレーキの効きも良くなった。


2016年2月14日日曜日

街中で見かけた人様の車

珍しい車二台。

アルシオーネ。

販売当時でも滅多にみかけなかったけど、また珍しいのが停まってた。
今になってよく見てみると、AW11やボレロをCM曲にしてたプレリュードに似た雰囲気なんだな。
走ってても気にとめてなければプレリュードあたりと見間違えてたかも。
AW11とは見間違えることはないが。




 
チェリーX1R。

数少ない純正オバフェン車の一台だったよな。
この世代前後の、ネジ止め純正オバフェン車って何があったっけか。
箱スカやケンメリのR、240ZGやこいつが確実なのは覚えてるけど、他の車種だと純正だったか
後付けや社外品が流行ってたのかイマイチ判らん。
自分が免許持ってて乗ってた世代じゃないし。
TE27とかダルマセリカなんかは純正設定有ったのかなぁ?。
GTOとかベレG、あ、ベレGは純正であったんだっけか?。
RX-3などは無くて社外品だけだった様な記憶がある。


2016年2月13日土曜日

卓上ボール盤修理

10数年ぶりに発掘された卓上ボール盤。

ルアー作成用に少し使ったらモーターが回らなくなった。
とりあえず分解して見てみる。
ヒューズの類はなくてモーター故障の様子。
隈取りモーターってタイプかな。
モーターの回らない故障だと、概ね軸受かブラシかコイルの断線とかか。
軸受はメタルで普通に回るし、ブラシかコイルが怪しそう。




 
モーターを分解。

開けて見た限りだとコイルの焼損は無さそう。
テスター当てないと判らんが。
ブラシを抜き出してみると、片側のブラシが焼損してカスの塊の様な物が付いていた。
掃除をしてみたが、その塊部分が欠損してる。
これじゃ引っかかったりしそう。
コミュテータも真っ黒でカスが酷い。

とりあえずここだろうって事でコミュテータやブラシを清掃。
綺麗にしてみてモーターを組み直し、コンセントに繋いで通電してみる。
モーターが回った。
やはりこのあたりだったか。




 
プーリーなども組み直して元通りに。

これで復活かな。
また試して回して木っ端に穴を開けてみる。
暫くしたらまた止まった。
やはりブラシが駄目かな。
ブラシ単品で入手ができるか調べてみよう。




 
MBを引っ張り出して少し走らせた。

Carrozzeria machio yajimaへ。
ワークショップには客車が沢山入ってました。
猫のマルちゃんは、もうすっかり家猫化してしまったようで姿は見えず。
先に来られてたお客さんの、双子のお子さんがまぁ可愛い事可愛い事。
その子達ばかり見てて、バイクをあまり見てこなかったわw。


2016年2月12日金曜日

自作ルアー

《 昔作ったルアーはこちら 》

ルアー工作勘の取り戻しと備忘。

かれこれもう10数年以上、まともにルアーの作成もやってない。
そもそもルアーの釣りどころか釣りそのものもろくにやってなくて、年に数える位でやるかやられ
るか、やらないか。

流石にあまりにもルアー作りをしてなくて、色々手先の感覚も怪しくなってきている昨今なので、
とりあえずリハビリ的にルアーを作って工作勘の思い出しをしてみようか、などと思った。
昨年末の久しぶりの海のカマス釣りで、ミノーの投げて巻きを繰り返すなんて事をした所為もあり、
ちょっとやる気が出たって事だな。
10数年ぶりにだがw。
カマスも後の方はワームばかり使っていたので、本気でやる気が出たのか少し怪しいw。


【 昔の買い置きの材料の写真など 】




 
バルサの貼り合わせタイプとか木工旋盤削りのトッププラグなんかの方が失敗無く作り易いんだ
けど、面倒くさい奴の方が温習とかリハビリにもなるので、とりあえず木製の削りとか重心移動
の小さいのをやってみる事にする。
できなくなってたら、途中で止めて他の物をやるが。
材料はアガチスとバルサで、貼り合わせじゃない無垢板でやってみようかと。

などと思ってはみたが、先日道具を虫干しで引っ張り出したところ、あれが無いこれが使えない
と、色々問題も出てきた。
大物だと小型ボール盤が無いw。
別に小型ボール盤が無くてもルアーは作れるんだけど、そんな大物電動工具が見つからないっ
てのがどうなのよ。
他にも、糸鋸盤の刃が無い、コンプレッサーのホースが使い物にならない、塗料が固まって使え
ない、そもそもコーティング剤が無い等、色々。

そりゃなぁ、10数年も放置してればそんな風にはなるわ。

で、捜索を続けていたら、無事小型ボール盤も見つかった。
こんなもん見つからないなんて、どんな魔窟な物置だよとw。
結局物置には無くて別の押し入れに単独であったんですけどね。
道具も見つかったので、糸鋸盤の刃を買ってきたりして、前置きが長くなったけど、いよいよ開始。
道具が揃って言い訳の材料が減って、自縄自縛ではないかという話もあるがw。


【 道具類の写真など 】



 
大雑把な型紙を作って大雑把に切り出し。

ウッドベイトタイプのフレームとシンカー入れを行う物は型紙の形に切り出し。
重心移動タイプは四角く切り出したまま、後ろ側からボール盤で穴開け。
適当にウエイト配置を考え、適当な長さに。
重心移動ユニットに使うパイプは外径4㎜内径3㎜でいくので4㎜のドリル刃で。
ユニット用の穴開け完了。
こちらはウッドK-tenタイプの重心移動でいってみようかと思います。
長さは適当に5㎝と7㎝のミノータイプ。

切り出したり穴開けしたのがこんなの。


【 切り出した素材の写真など 】







 
 
【 2016/2/13追加 重心移動ユニットの写真など 】



 
K-tenタイプのマグネット式重心移動ユニットはこんな感じ。

並べた位置で、板の中にストローとウエイトが配置される。
ウエイトはとりあえず3㎜丸棒で、10㎜、15㎜、20㎜等。
ストローやパイプの片側をセロテープで覆って瞬着を塗って蓋をして、そこに一緒に小さく砕いた
磁石も接着で固定。
この磁石は、昔百均で売っていたピップエレキ盤コピー商品から取った物。
今でもまだ売ってるのかな?。
マグネット式重心移動用には安くて良い材料だったんだが。
どうも最近は、小さくて良い感じでそこそこ強力でお値段そこそこのマグネットも入手し易くなって
るみたい。
高い希土類磁石じゃないのでも。

ウエイトにはベアリングじゃなく、鉛の丸棒の頭に小ねじをねじ込んで固定して入れて磁石で付く
ようにした物を使う。
シリコンオイルを塗ってパイプに入れて、パイプの反対側も同様にセロテープと瞬着で蓋をして
ユニット完成。
重心移動用の材料は、先の昔の買置き材料。
昔集めておいた物が色々。
インチサイズの薄肉樹脂パイプとか八角鉛線とか色々あります。
細軸の長めの鉄皿ネジは、ネジ部分に糸錘や糸ハンダを巻き付けて磁石に付く移動ウエイトに
できます。

小さい容積で重量が稼げるウエイトで、細い鉛丸棒やこんなのを使うとウエイトを低い重心に収
めたり、厚みの無いミノーや小さいミノーにも重心移動ユニットが入れやすいです。
ウエイトの戻りもベアリングよりは悪くなりますが、ベアリングより小さめの錘でウエイト重量は稼
ぎやすい。
このタイプの5㎝のミノーで、昔沖縄で散々メッキを釣ったっけなぁ。

こんな重心移動ユニットを穴を開けた板の後ろから入れ込んで、さらに後ろからバルサ丸棒を入
れて瞬着も隙間に流し込んで固定。
ウッド素材なんかでも、後端塞ぎはは浮力のあるバルサ丸棒を使用して後ろの浮力を稼いだり
もします。
ユニットを入れた板を、再度型紙の形に切り出し。
大雑把に適当に。
その後、フレームの入る腹側の真ん中に先に溝を掘ってしまいます。
頭側はアイ位置やユニット避けやリップ装着考慮で深い溝になる。
これで削り前の素体作り完了。


【 後端の穴埋め、腹側溝堀写真など 】



 
ここから先は、今回のウッドベイト的な腹溝にワイヤーフレームを入れる作りとしては共通。

重心移動タイプもそうじゃない物も。
型紙の形になって腹溝が掘られた素体を、ルアーの魚っぽい形に削っていきます。
適当に。
ここの削りを手が忘れてる。
刃物の刃の入り方とか力の入れ方とか削った木の掬いとか。
ザクッと大きくいけなくて、小さくチミチミと削っていく。
重心移動タイプは中にユニットがあり、大きく削り込めないので慎重に適当に削る。
慎重なのか適当なのか、どっちやねんw。
ナイフでの粗削りはこんな感じ。


【 粗削りの写真など 】



 
次はペーパーで均す。

均したのはこんな感じ。


【 均した写真など 】








 
【 2016/2/17 工作関連 追記 】

ルアーの自作を久しぶりにやったら、お久しぶりな方から連絡を貰った。

そこで出た話を補足的に追加。


【 ルアーの腹溝の彫り方 】

ウッドベイトの作成方法ビデオなどでも出てた気がするが、金鋸の刃を使って溝を切ります。
金鋸の刃を短く折って手の持つ部分に布テープを張っただけの鋸。
頭側、尻尾側の両端の真ん中あたりに鋸を入れて、それを繋ぐ感じで一本の溝にしていきます。




 
【 鉛丸線へのネジ入れ 】

3㎜径の鉛丸線に3㎜径頭の精密皿ネジをねじ込んで、そこがK-ten式重心移動の磁石に付くよ
うにする加工をした。
とりあえず目見当で真ん中にピンバイスで下穴を開けて、その後もう少し太いドリル刃で彫った
が、3㎜頭の精密ネジだと少しセンターがずれたり斜めになると移動ユニットのストローの中で引
っ掛かりやすくなる。
こんなのは2㎜径頭の精密ビスを使ったり、ネジじゃなくてマチバリとか頭が大きめの虫ピンを短
く切って差し込んで瞬着で固定した方が楽です。
3㎜径頭の精密皿ネジを使ったのは、手持ちにそれがあったから使っただけで必然性は何もな
くて、こんなのを使うのは面倒なだけw。

それでもまぁ綺麗に収まれば磁石に付く面積が大きいので、磁力が弱まった古い磁石でも付き
は良いです。
3㎜径の鉛の真ん中に目見当でセンターに穴を開けるのも老眼には面倒だったりするので、こん
な冶具も作ってみました。

手持ちの外径4㎜、肉厚0.5㎜、内径3㎜のアルミパイプと外径3㎜、肉厚0.5㎜、内径2㎜のステン
パイプを適当な長さに切りだし。
ステンパイプをアルミパイプの深さの半分ほどに押し込み、瞬着で固定。
鉛丸線が3㎜少しの太さがあるので、アルミパイプの反対側を3.2㎜のドリルで少し拡張。

アルミパイプ側から3㎜少し径の鉛丸線を中のステンパイプに当たるところまで入れて、反対側
のステンパイプ側をガイドにして中に2㎜のドリルを入れて彫ると、概ね鉛丸線の真ん中に真っ直
ぐの穴が開けられるガイドになります。
工作品をある程度まとまった数で作る様な場合、この手のフールプルーフ化できる冶具を先に作
ってしまった方が楽になったりします。




 
【 マグネットのバリエーション 】

小さい物が確か純正のピップエレキ板の物。
中位のは何用だったっけか。
大きい物が確か百均のエレキ板もどきの物。
エレキ板もどきは百均を見てみたが売って無く、最近はもう無いのかも。
磁力はエレキ板>もどきだったはずだが、長年放置であまり差が無くなってしまった感じ。
10数年放置だからなぁ…。
四角い小さい物は、東急ハンズで売っていた良い感じの物。
希土類でもなさそうで、値段もエレキ板の高磁力物位なのでこれが使い易いかも。
昔の材料が勿体ないので昔のから消化していくがw。




 
アガチス版の重心移動も数本削りだしが進んだ。




 
長くなってきたので分割。


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